🏞️ 羽黒山の名物「二の坂茶屋」、87歳女将の挑戦 🏞️
🎍 羽黒山の奥地にある古き良き茶屋
羽黒山の中腹にひっそりと存在する、江戸時代から続く茶屋「二の坂茶屋」が、ゴールデンウィークから営業を再開しました。その店を半世紀以上も守り続けてきた87歳の女将、高城静恵さんは「ある決心」をして、1300段もの石段を毎日登ります。
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🏔️ 霊山羽黒山の茶屋を守る女将
羽黒山は山形県鶴岡市に位置し、山伏修行の地として古来より知られる霊山です。その登山道、約1キロ、およそ1300段の石段の途中に「二の坂茶屋」があります。毎日この石段を上り続けてきた女将の静恵さんは、「自分をほめてやりたい」と語ります。
🌳 山で続ける感謝の商売
1372年に建立された国宝の五重塔や小さな祠へ毎日お辞儀をし、山で商売を続けられることに感謝している静恵さん。しかし、急勾配の石段は弱ってきた足腰にこたえ、静恵さん自身「来年は上れるかどうか」と語ります。
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🏮 江戸時代からの「二の坂茶屋」
出発から実に1時間、石段を上りきった先にあるのが「二の坂茶屋」。江戸時代中期にできたといわれ、昔の参拝者にとっては疲れを癒すための大切な休息地だったと言います。現在も、雪が消える4月下旬から11月上旬まで毎年営業を続けています。
🍵 好評の「力餅」セットとあんこの隠し味
家族中心で切り盛りし、孫の豪さんが杵でつく創業当時から続く名物「力餅」。調味料もほぼ自家製で、静恵さんの感覚が頼りの味付けは「良い加減」だと言います。その力餅セットには「あんこ」、「きな粉」、そして「納豆」の3つの味が楽しめます。特にあんこには、隠し味として塩が入っていて、汗を流した登山者の塩分補給になると静恵さんは話します。
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最後に、ここで一息ついて、昔ながらの力餅を味わいながら眺める景色、それはまさに勇気と忍耐、そして愛の結晶であると言えるでしょう。87歳の静恵さんの物語は、私たちに対して、歳を重ねることの美しさと、一つのことを守り続ける意義を教えてくれます。
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