改訂版!太らないトリセツ“夏太り”撃退SP
初回放送日: 2023年7月6日
科学論文から見つけた太る意外な原因: 塩
今週の「太らないトリセツ」の放送では、驚きの事実が発覚しました。なんと1億本以上の科学論文を調査した結果、太る一因として今まであまり注目されていなかった「塩」が浮かび上がりました。脂質や糖質とは異なり、塩はゼロカロリーであり、私たちの体にエネルギーを供給することはありません。それなのに、「塩」と「肥満」には深い関係があるのでしょうか。
塩の摂取と体重増加: 仕組みを解明
この問いに対する答えは、コロラド大学のリチャード・ジョンソン教授の研究から明らかになりました。彼の調査によれば、塩分を大量に摂取すると、食事でとった糖質がフルクトース(果糖)に変換されるというスイッチが体内でオンになるというのです。果糖は特に脂肪を蓄えやすい性質があります。つまり、しょっぱいものをたくさん食べると、体が脂肪を蓄えやすくなる可能性があるということです。リチャード教授は、このメカニズムを「サバイバル・スイッチ」と名付けました。
塩で太らないために効果的なのは水
さて、ここで重要なのは、「塩で太らないための対策」として何が有効なのか、ということです。調査結果からは、ある飲み物がその対策として効果的であることが明らかになりました。その飲み物とは、なんと「水」です。実際の研究でも、飲水量を増やしただけで肥満予防に効果があったとの結果が出ています。また、食事前に水を飲むことで満腹感が高まり、食事量が自然と減ったという報告もあります。
水飲みのススメ: リチャード教授のアドバイス
リチャード教授は、食前にコップ1杯の水を飲むことをオススメしています。しかし、水分補給が不十分な日本人は約7割とも言われています。この情報を鑑みると、教授のアドバイスは我々にとって非常に有用なのかもしれません。しかし、一方で注意しなければならないのは、「水の飲み過ぎ」も体に悪影響を及ぼす可能性があるということ。特に腎臓の働きが低下している人は、心臓や血管への影響を考慮しなければなりません。水を飲むことと肥満予防の関係はまだ研究途上で、その効果には個人差もあると考えられています。
夏太り防止のための取扱説明書
「太らないトリセツ」改訂版は、これらの知見を踏まえて、私たちが「夏太り」を避けるための知恵を提供してくれます。この情報を活用して、健康的な夏を過ごしましょう。#太らないトリセツ #塩で太る #水飲みダイエット