俳優の柄本明（74）が、9日放送「まつもtoなかい」にゲスト出演
柄本明と志村けんさん、テレビ共演の裏話を明かす
フジテレビ系「まつもtoなかい」で見かけた柄本明（74）のゲスト出演が印象的でした。柄本さんは、2020年に亡くなった志村けんさんとの共演エピソードを披露しました。志村さんとの出会いはTBS系コント番組「加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ」の特番で、その後もフジテレビ系「志村けんのバカ殿様」など、長年にわたり共演を重ねていました。短時間でセリフ合わせ、志村けんさんのフル回転の現場
特に興味深かったのが、「バカ殿様」の収録エピソード。志村さんのエネルギー溢れるパフォーマンスにより、セリフ合わせの時間が短く、リハーサルはご飯の空き時間を利用して行われていたそうです。「2、3回やって、それで本番。怖い怖い」と柄本さんが振り返る様子からは、志村さんのプロフェッショナルさを改めて感じました。全てはアドリブ、志村けんさんのコントへの姿勢
志村さんが温泉旅館でのコント芝居で「人を試すようなこと」を行っていたという話も面白かったです。事前に決まっていることは少なく、アドリブ芝居が中心。それでも柄本さんは、志村さんのボケにしっかりとツッコミを入れていました。その全てが即興で行われるというから驚きです。「後は何も決まってないんですよ。（志村さんが）“観光ですか、お仕事ですか？”って。“仕事です”、“ああ、観光ですか”と、ただただボケまくる。それをやらされてね。もう～怖かった、怖かった」と柄本さんが語る姿から、志村さんの芸の深さが伝わってきます。私たちはテレビ画面から志村けんさんのユーモラスな一面を観て笑い、楽しんでいましたが、その裏側には彼の真摯な芸への取り組みと、同僚への深いリスペクトがあったのだと思います。志村さんが遺した多くの笑いは、私たちの心に深く刻まれ、これからも引き続き笑顔を生み出し続けるでしょう。
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