(「グッド!モーニング」2023年7月17日放送分より)
伝統と革新が交差する、ハンコの世界
進むデジタル化の波により、日本の伝統的な『ハンコ』文化も変わりつつあります。その最たる例が「ハンコ離れ」です。しかし、ある老舗ハンコ店はこの流れに逆行し、訪日観光客から人気を集めるユニークな商品を作り出しました。その商品とは、外国人の名前を漢字で表現する『外国人向けハンコ』。ハンコにはアルファベットと、音の響きで選んだ漢字の両方が彫られ、外国人の名前にふさわしい漢字が探されます。サービス開始のきっかけはハンコ離れ
このサービスを始めたきっかけは、日本人のハンコ離れでした。そこで店主の松崎文一さんは、増え続ける『外国人観光客』に目を付け、外国人向けのハンコを作ることを思いつきました。2年前と比べ、外国人向けハンコの注文は5倍以上増えているそうです。外国人にとって、日本のハンコはミステリアスで面白いとのこと。一つひとつ手作りの外国人向けハンコ
注文からわずか1時間で、オリジナルのハンコが完成します。松崎さん自らが、一文字一文字漢字の意味を説明しながら一緒に組み合わせ、ハンコに彫ります。特に外国人に人気なのが「理」という漢字で、理由や正義、真実といった意味を持つと語っています。完成したハンコと一緒に、選んだ漢字の意味が英語で書かれた紙も渡されます。特別な日本土産、外国人向けハンコ
この外国人向けハンコ、特別なお土産として購入する人が多いとのこと。店主の松崎さんは、「ハンコというものが広く広まって、世界に面白がってもらえる人が増えれば良いなと思いますね。それで商売させていただければ最高です」と、笑顔で語っています。感想
この記事を読んで、伝統文化が革新を迎えつつ、それでいてその魅力を多くの人に広めることができることに感動しました。また、外国人観光客が日本の文化に興味を持ち、実際にその一部を手に入れたいと思うことが、日本文化の魅力がいかに大きいかを物語っています。新しい時代に合わせて伝統文化を革新し続けることで、その魅力を保ち続けることができるでしょう。これからも多くの外国人観光客が日本のハンコを特別な思い出として持ち帰ることを願っています。#日本文化
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